立本寺

一口説法「お彼岸とは・・・」

お中日をはさんで前後三日ずつ(今年は九月二十日が彼岸の入り、二十三日がお中日で、二十六日が彼岸明け)の一週間を云い、仏道精進=一日一回はいい事をしましょうと云う、一週間であります。
 仏さま(お釈迦さま)は、六波羅蜜(六つの修行)を行じ努力精進しなさい!と、教えておられます。つまり、六波羅蜜を行じ良い行いをして、菩提(仏さまのお悟り)の種を蒔きましょう!と、云う事であります。
菩提の種を蒔く修行の方法を、お釈迦さまは「六波羅蜜」をもって、私たちをおさとし下さいました。
それは、
布施―施そう、物も心も
持戒―たもとう仏さまの戒めを
忍辱―耐えようどんな事にも
精進―努めようあらゆる事に
禅定―落ち着こう心静かに
智慧―目覚めよう仏の道に

であります。
「蒔かぬ種は生えぬ」と云います。
 私たちは、忙しい日々を送り、振り返ったり、なかなか反省の一つもする事が出来ません。
是非、お彼岸には、お寺にお参りして、静かに手を合わせて、仏さま・日蓮聖人に報恩感謝の誠を捧げ、ご先祖さまや有縁無縁の霊、水子の霊も回向供養して心を清め、六つの行いに精進いたしましょう。
お彼岸は大切な仏教の行事であります。お寺にお参りして、静かに合掌して下さい。皆さまの生活の中に生かして頂きたいと思います。子供たちを豊かな情操教育の中で育て、子孫に「合掌の心」を受け継がせて行く事が大切であります。
是非、時間を作り、子供の手をひいて、お寺にお参りして下さい。
益々のご信仰と、ご自愛・ご守護を祈り上げます。

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